2026年8月分の工作機械受注額速報

一般社団法人日本工作機械工業会が、2026年9月9日に、2026年8月分の工作機械受注額速報を発表した。

2026年7月の受注速報によると、受注総額は197,880百万円で、前月比102.5%、対前年同月比では164.7%となった。
地域別では、内需は51,533百万円(前月比96.8%)で、外需は146,347百万円(前月比104.6%)となった。対前年同月比では、内需が161.6%、外需が165.8%と、ともに大幅な増加を示している。
また、2026年累計では、受注総額は1,446,111百万円で前年同期比140.9%、内需は377,666百万円(前年同期比130.4%)、外需は1,068,445百万円(前年同期比145.1%)となっており、内需・外需ともに前年を大きく上回る好調な推移が続いている。 受注総額は150,000百万円を超える高水準は6か月連続となった。

今回は、金型の受注額動向を見てみる。
工作機械や金型は景気の先行指標と言われてきた。 工作機械が活況をを呈している今、金型はどうか。金型向けの工作機械受注額動向を分析してみた。 7月の確報値は910百万円で、金型の受注額としては最低水準といってよい。SNSでも金型事業者から、同業他社の廃業が相次いでいるという投稿があり、かなり厳しい状況にあるようだ。
このギャップの原因として考えられるのが、電子関係(AI、IT、半導体)の需要が爆発的にけん引していて、自動車産業などの景況はさほど良くないということ、また、射出成型などのプラスチック産業は高コストにあえぎ原料供給の不安も残す状態である。こうした、業種による景況のばらつきが大きく、金型を必要とする業種が今一つ精彩を欠いている点である。 一方、近年、3Dプリンタの普及で金型のいらない生産手法が出てきた所為でもあるかとは思ったものの、そもそも積層による成型は量産には不向きで、量産に使われる金型は互いに代替関係にはない。こちらはさほどの要因ではなさそうだ。 当分の間は金型業界にとって厳しい状況は続きそうだが、日本のモノづくり力の低下が進みそうなのが気がかりである。
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【出典】



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