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【工作機械受注速報に関する記事】
日本工作機械工業会が、5月15日に2023年4月分の工作機械受注速報を発表した。
受注総額の速報値は132, 673百万円で前月比94.1%、対前年比では85.6%で4ヶ月連続で前年同月比の実績を下回った。但し、好不況の判断の目安とされる月間受注額1,000億円は27か月連続で上回っている。 地域別では内需は41,926百万円(前月比84.9%)で、外需は90,747万円(前月比99.0%)であった。対前年同月比では内需が78.8%、外需が89.1%となっている。 3月同様、前年比で10~20%程度の減少となっている。
明るい材料はないものの、著しく不況とまでは言えない中途半端な状況が依然続いている。
2023年3月分の受注確報は4月27日に公表されている。
内需の産業別では業種別では、金属製品、金型、航空機向けを除き対前年比で概ね2~4割程度落ち込んでいる。外需は東欧、中南米などが好調であるが、落ち込みが目立ち、特に台湾を中心に東アジア向けは落ち込んでいる。
半導体も一部で不足している反面、アメリカの大手IT企業の業績悪化で半導体メモリの在庫は増加しており、価格も下落傾向であるという。世界的には金融引き締めのトレンドで、景気は後退局面にあると見られているが、このままダラダラ下落が続くのか、気がかりなところである。
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