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2025年6月分の工作機械受注額速報

  • 執筆者の写真: Frontier Valuation
    Frontier Valuation
  • 7月10日
  • 読了時間: 3分

更新日:9月10日

※最新の動向については下段リンクからご覧下さい


【工作機械受注速報に関する記事】

  2025年7月 2025年8月  一般社団法人日本工作機械工業会が、2025年7月9日に、2025年6月分の工作機械受注額速報を発表した。

2023年4月~2025年1月工作機械受注額の推移
2023年9月~2025年6月工作機械受注額の推移

 2025年6月の受注速報によると、受注総額は133,150百万円で、前月比103.4%、対前年同月比では99.5%となり、前年同月比はわずかに下回った。

地域別では、内需は39,869百万円(前月比120.8%)で、外需は93,281百万円(前月比97.5%)となった。対前年同月比では、内需が97.7%、外需が100.3%となっている。

 一方、2025年累計では、受注総額は777,527百万円で前年同期比105.1%、内需は222,291百万円(前年同期比99.1%)、外需は555,236百万円(前年同期比107.7%)となっている。

      

 2025年5月分の受注確報は7月2日に公表されている。  金型向けが前年同月比で103%となった。建設機械、電気機械、航空機向けも好調だった。地域別では今年に入ってからアジア向けが堅調なのは変わらず。欧州もドイツ、イタリア、フランス向けが好調で下げ止まりとなった。北米ではアメリカが対前年比122.8%、北米が対前年比107%、中南米向けが110%となった。中国向けは前年比110.6%、インド向けは対前年比107.8%だった。  今月は北米、欧州、中国向けの工作機械受注額を見てみる。

 トランプ新政権誕生から半年、このところアメリカばかりに注目が行きがちであるが、中国の存在感が大きい。トランプ関税の影響が出てくるのはこれからかもしれないが、さほど大きく影響はしていないように見受けられる。欧州は対前年比で下げ止まりつつあるものの、長期的にみると2022年の水準からは大きく落ち込んだままである。

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 北米市場のイベントリスクが大きい現状では、他の市場も積極的に開拓せざるを得なくなるかもしれない。今後の展開はどうなるか見守りたいところである。

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【出典】

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