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【工作機械受注速報に関する記事】
受注総額の速報値は124,554百万円で前月比103.0%、対前年比では104.2%で16ヶ月ぶりに前年同月比の実績を上回った。好不況の判断の目安とされる月間受注額1,000億円は39か月連続で上回っている。
地域別では内需は34,838百万円(前月比95.8%)で、外需は89,716万円(前月比106.1%)であった。対前年同月比では内需が92.1%、外需が109.8%である。
2024年4月分の受注確報は5月30日に公表されている。 産業別では航空機向けの需要が大きく伸びた。COVID19の反動で航空需要が大幅に増大している影響が考えられる。金型向けが対前年比30.0%となっており、先行きに関しては楽観視できない状況にある。但し、金型向けの減少は近年普及が進んでいる3Dプリンタの影響の可能性もありうるため、関係者の分析を待ちたいところである。外需はベトナム、ブラジル、アメリカ以外の北米の需要が強い。韓国向けも好調で、不振が続いていた中国向けが対前年比2.6%増となった。
詳しくは今月下旬ごろ発表の確報を待つことになるが、中国向けの回復が全体を底上げしている可能性が考えられる。
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