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【工作機械受注速報に関する記事】
日本工作機械工業会が、2024年11月12日に2024年10月分の工作機械受注額速報を発表した。
2024年10月の受注速報によると、受注総額は122,419百万円で、前月比97.7%、対前年同月比では109.3%となり、前年同月比を上回った。
地域別では、内需は33,324百万円(前月比80.2%)で、外需は89,095百万円(前月比106.3%)となっている。対前年同月比では内需が99.0%、外需が113.6%であった。
2024年累計では、受注総額は1,222,557百万円で前年同期比98.3%、内需は367,170百万円(前年同期比90.5%)、外需は855,387百万円(前年同期比102.1%)となっている。
2024年9月分の受注確報は9月29日に公表されている。 今月も輸送用機械向けが好調だった。このところ業種によってまだらで一定の傾向がつかみづらい状況である。工作機械製造各社の上半期の業績も各社一様でなく、尖った傾向がつかみにくい状況はここでも表れているように感じる。地域別ではアジア向けが堅調であった。一方で北米、中南米、欧州は軒並み低調な状況が続いている。米国大統領選でトランプ氏の返り咲きが決まり、就任はまだ先であるものの来年に向けて対米需要の動向が懸念される。自動車産業も中国の需要低迷と中国メーカーの過剰生産のあおりでここのところ事業再構築の局面にあるほか、半導体産業の減速も目立ってきた。
引き続き一進一退の展開であるが、やや下降要素の方が強い感じは否めない。
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【出典】
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