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【工作機械受注速報に関する記事】
日本工作機械工業会が、6月12日に2023年5月分の工作機械受注速報を発表した。
受注総額の速報値は119,316百万円で前月比89.9%、対前年比では77.8%で5ヶ月連続で前年同月比の実績を下回った。好不況の判断の目安とされる月間受注額1,000億円は28か月連続で上回っている。 地域別では内需は37,599百万円(前月比90.1%)で、外需は81,717万円(前月比89.8%)であった。対前年同月比では内需が76.0%、外需が78.7%となっている。 前年比で20%強の減少で先月までに比べ下げ幅が拡大している。
対前年比下落基調が続いており、下落の幅が次第に大きくなっている。
2023年4月分の受注確報は5月31日に公表されている。
内需の産業別では業種別では、航空機向けが大幅増となっている他は対前年比でマイナス20~50%ととなっている業種が多い。外需はインドや一部西欧諸国向けが好調だったが、全般的に落ち込みが大きい。
世界的に金融がタイトになって減速感が強まっているが、インド市場が活況を呈していることが特筆すべき点だろう。4月には人口が中国を抜いて世界最多に躍り出ており、世界経済の牽引役が中国からインドへとシフトしつつ転換点なのかもしれない。
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