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  • Hideyasu Matsuura

ファクトリーサイエンティスト育成講座を受講してみた⑤

更新日:2023年11月10日

1月から始まった第12回ファクトリーサイエンティスト育成講座も、2月8日(水)に最終回となる第5回を迎えました。 最終回は座学はなく、参加者の課題発表です。 ファクトリーサイエンティスト育成講座は最終回の課題発表が修了要件の一つになっていますので、この課題発表がもっとも大きな山になります。 とはいえ、講座が始まって1ヶ月でマイコンボードの使い方を習得し、課題を見つけてそれに対応したシステムを構築し、更に問題解決まで...というのは至難の業。もちろんそこまで行かれればベストですが、そこまでは要求されず、どのような取り組みがなされ、これからどのように解決に持って行くのかが問われます。 受講生は満席の50人でしたが、ほぼ全員が課題発表をしており、受講生の皆さんのモチベーションの高さに脱帽です。というより、一度始めれば熱中してしまう人が多いのではないかと思います。 皆さんの発表内容もバラエティに富んでいて、開講前に届いたキットをフル活用してシステムを汲み上げる人や、ガスセンサーや人感センサーなど難易度の高いセンサーを入手してアグレッシブに挑戦する人など、聞いていても楽しいものでした。 発表はパワーポイント1枚で一人3分。今までやってきたこと、考えていることをこの分量に凝縮するのは思っているより難しいのですが、ブレインストーミングにもなりますので、むしろ理想的だと思います。 私の場合は、受講生キットにあった温度センサーと同じセンサーをもう一つ購入し、事務室内の空調のムラをなくすことに活用しようと考えました。 最初は自宅のベランダで育てている植物の水やり監視のシステムを作ろうと思っていたのですが、受講時に作った温度計測システムの数値が異常に高く、この電力高騰の折、電気代の無駄なのでは?と考えて、方針を転換しました。

講座で習った内容をそのまま応用するだけなので、それほど苦労をすることもないだろうと踏んでいたのですが、痛恨の操作ミスもあり、思わぬ苦労と計画の遅延に陥ってしまいました。 それでも、「条件を揃えないと比較出来ない」と普段から考えているのを、2つの温度センサーの誤差の確認に活かすなど、自分なりのこだわりも入れてみました。 その点は好評を頂いたTAの方にも、丁寧に手順を踏んでいると評価していただき大変光栄でした。 問題は、ここで学んだ内容を後にどう活かすかです。 プログラミング、データのハンドリングなど直接的なこともそうですが、100円ショップで温度計を買ってきてその辺に置いておけばわかりそうなものを、いちいちサーバーに送信する意味がどこにあるのか?といった、もう少し大きな「そもそも論」の部分でも学びが大きかったと思っています。 また、実際に製造業に就かれている方は、工場の稼働を改善したり、余計な手間や無駄を省いたり、あるいは労働環境を改善したりするためにどのような視点を持っているのかということがわかり、こちらも大変参考になりました。 人間の五感ではわからない、IoTの五感が普段何気なくやっている業務に気づきを与えてくれることこそが、IoT、DXのキモであると思います。折角システムを作ってもそれだけで悦に入ったり、見てくれが悪いのにケチを付けたりのレベルで終わってしまっては、大分もったいない話。 今までやってきた事業仕分けにしても、やぐら鶴にしても、ファクトリーサイエンティストにしても、言語化はしづらいですがどこか相通じるものがあると感じました。

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