2025年12月分の工作機械受注額速報
- Frontier Valuation

- 2 日前
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一般社団法人日本工作機械工業会が、2026年1月14日に、2025年12月分の工作機械受注額速報を発表した。

2025年12月の受注速報によると、受注総額は158,240百万円で、前月比115.5%、対前年同月比では110.6%となり、前年同月比を上回った。月間受注額1,000億円の目安も引き続き超えている。
地域別では、内需は39,471百万円(前月比123.4%)で、外需は118,769百万円(前月比113.1%)となった。対前年同月比では、内需が98.9%と前年をやや下回った一方、外需は115.1%と高い伸びを示している。
また、2025年累計では、受注総額は1,603,916百万円で前年同期比108.0%、内需は440,428百万円(前年同期比99.7%)、外需は1,163,488百万円(前年同期比111.5%)となり、年間を通じて外需が全体を牽引する構図が続いている。
なお2025年11月分の受注確報は12月26日に発表されている。
産業別では金型、航空機などの輸送用機器が大きく伸びた。外需国の地域別では欧州向けが全般的に回復傾向、北米も対前年比1割増、中国向けも3割増となった。
日中関係の悪化で中国向けの今後の動向が懸念される。

今月は工作機械受注総額に対する内需シェアをピックアップする。
円安の進行で価格ベースにした場合海外向けの比重が高くなると考えられるため、補正が必要ではあるが、素の数字では国内向けのシェアが右肩下がりであることが分かる。円安で国内生産回帰の可能性も考えられる状況ではあるが、少なくとも工作機械への設備投資はそれほど上向いてはいない状況がみて取れる。
仄聞レベルではあるが、大型の機械設備へのシフトが進んでいる。アメリカのBEV大手テスラが革命的な生産手法としてギガキャストを採用して数年が経つが、その波紋は肌広がっていると感じている。
中小企業が1台で億単位の工作機械を購入することはなかなか厳しいであろう。人手不足もあり、国内ではサプライヤーの絞り込みが続きそうな気配である。
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【出典】


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