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【工作機械受注速報に関する記事】
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日本工作機械工業会が、6月9日に2022年5月分の工作機械受注速報を発表した。
受注総額は153,321 百万円で前月比98.9%、対前年比では123.7%で19カ月連続で前年同月比の実績を上回った。前月比は下回ったが、好不況の判断の目安とされる月間受注額1,000億円は15月連続で上回っており高水準を維持している。
内需は49,488百万円(前月比93.1%)で、外需は103,833万円(前月比102.0%)であった。前年同月比では内需が149.0%、外需が115.8%だった。
なお、グラフには記載していないがCOVID-19の影響を受ける前の2019年4月と比較すると総額ベースで142.6%、内需が122.3%、外需が114.5%となっている。
特に半導体関連の需要が旺盛で自動車関連の引き合いも強い。引き続き5G関連など世代交代のための設備投資意欲は世界的に旺盛である。6月6日に公表された4月分の受注確報によれば、電気・精密機械向けが好調で、さらに金型向けが好調であることも設備投資意欲が強いことの現れと考えられる。米国ではインフレ抑制のため金融引き締めが一層強まる傾向ではあるが、2022年も好調が続くと言う見方が多い。但し、部品や原材料の供給は依然としてタイトであり、予断を許さない状況ではあるだろう。
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