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【工作機械受注速報に関する記事】
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日本工作機械工業会が、12月9日に2020年11月分の工作機械受注速報を発表した。
受注総額は88,222百万円で前月比107.3%、対前年比では108%と26カ月ぶりに前年同月比の実績を上回って底入れした格好になった。
内外需別では内需が26,591百万円(前月比92.0%)で、外需は61,631百万円(前月比115.6%)であった。前年同月比では内需が84.8%、外需が122.5%だった。
実に2年ぶりに前年同月比を上回る水準になったが、需要を牽引したのは外需で内需は引き続き停滞の状況にある。
12月3日に発表された10月分の受注確報でも引き続き中国向けが好調、欧州向けは前年比約30%、米国向けが約22%の減少となった。その他も変わらず総じて減少傾向だが、マレーシアやインドなどの一部で前年比大幅増となっている、オセアニア向けも先月に引き続き、割合としては大きく伸びている。 産業別では先月と変わって金属・金属加工と自動車関連からの受注が好調だった。
ここ数ヶ月の傾向と変わらず中国が需要を牽引している。米大統領選の混乱は回避の公算が強く、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関してはワクチン接種が始まったことで、株価が上昇するなど先行き不透明感がいくぶん和らいではいるものの、日本国内では流行第三波の勢いに歯止めがかからない状況が続いており、アメリカ・バイデン次期政権でも米中対立が続くとみれレているなどマイナス要素も払拭しきれない。中国経済が世界経済の牽引役となっている状況が続いているが、その他の国の経済が回復基調に乗るのがいつになるかも今後の注目点になりそうだ。
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