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高力ボルトの不足が深刻化

最終更新: 2019年8月23日

高力ボルトは高い強度と強い締付けが求められる建設などの分野で使用されるボルトであり、高い強度を持ち高い引張力に耐えることができると同時に、ボルトの締付力を均一にできるよう製造されている。  

建築には欠かせない資材であるが、東京オリンピックを控えた建築需要の増大で需給が逼迫し、納期の長期化で一部では建築工事がストップする事態に陥っているという。   建設ボルト足りない W杯会場遅れ■こども園1年延期…国交省2度目調査 : 経済

読売新聞オンライン

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190309-OYT1T50177/ 高力ボルトひっ迫で国交省、建設団体に「計画的発注を」

ねじニュース ねじ・ばねの業界専門紙 金属産業新聞社 neji-bane.jp

http://www.neji-bane.jp/kiji/20190226075920_n.html


以前機械設備の評価で高力ボルトの製造設備の評価を手掛けたことがあるが、高力ボルトの規格は日本工業規格で定められており、高い強度と均一な品質を得るために様々な工夫がなされていた。そのため、急な増産が難しいのは間違いないといっていいだろう。

建築需要の予測についてはオリンピック後は急激に衰えるという見方がある一方で、オリンピック前の建築コストの高騰を嫌ってオリンピック後に計画を先送りしているプロジェクトがあるほか、公共インフラの更新需要が2020年代以降急速に高まるとみられることから、激しい落ち込みはないとする味方もあり、難しいところである。   昨年までは工作機械の不足が深刻と言われていたが、米中貿易摩擦によって中国の需要が急減し、 日本工作機械工業会が発表した統計によれば、今年の2月には受注額が前年比約3割減少したという。 需給の波が激しいといくら特需が起こったとしてもメーカーとしては将来的に過剰設備を抱える恐れがあるような投資には後ろ向きになる。 政府が需要家に対し適正な発注を呼びかけているようであるが、現状ではそうした対策以外に取りようがないだろう。

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