工作機械の需要が旺盛で納期が遅れがちになっているとだいぶ前から言われてきたが、
アメリカのトランプ大統領が仕掛けた貿易摩擦の影響で少し潮目が変わるかもしれない。
工作機械受注の外需が21カ月ぶり減。米中貿易摩擦の影響が
(日刊工業新聞 ニュースイッチ)
統計上読み取れる状況としては国内の需要は引き続き旺盛であるが、
貿易摩擦の影響で海外向けの販売が伸び悩みを見せているといえるであろう。
また、一部の国内メーカーは中国の自社工場で生産した工作機械を逆輸入する 動きを見せており、需給のアンバランスは改善の方向に向かう可能性が高そうだ。 ただ、工作機械の部品メーカーは未だに納期の遅れをアナウンスしており 直ちに解消されるわけでもなさそうである。
先般、補助金需給関係の審査があり、工作機械に関しては納期の遅れが発生している旨の コメントを出しておいたが、評価の立場ではそれ以上如何ともしがたく、 事業の機会損失にならないことを願うほかない。
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