<<ファクトリーサイエンティスト育成講座を受講してみた② ファクトリーサイエンティスト養成講座は5回中3回目になりました。
修了要件はいくつかあるのですが、その中で一番大きなものが課題の提出です。
各受講者が、問題解決のためIo T機器を使ったソリューションを考えて取り組み、講座5回目で発表します。5回目は課題発表になりますので、座学と実習は実質4回になります。
今回は前回Microsoft Azureで設定した、IoTハブ、CosmoDBなどのデータを活用してグラフィカルなインターフェイスを作ることが中心でした。
Power BIを使ってブラウザやWindowsアプリ、タブレットなどで蓄積された情報にアクセスします。
タブレットはリアルタイムなデータに、アプリケーションはデータベースの情報をじっくり解析できるようになっており、各メディアの特性を活かした設計になっているのは、なるほどと思いました。
Azureを中心としたシステムはIoT機器が集めた情報だけではなく、既存のEXCELデータなどの情報も活用できるようで、日常の業務にも取り入れていけるのではないかと思いました。
ファクトリーサイエンティスト養成講座のコンセプトが、デジタルの手触りを知ることにありますが、本当に今まで漠然としか知らなかったデジタルの世界が広がったような気がしました。
もちろんAzure同様のサービスは色々とあります。
趣味の世界では無料で使えるAmbientにお世話になっていますが、無料で簡便なぶんできることは限られているものの、最低限一通りの機能が揃っています。Azureでは少し重いと感じる小規模、あるいは零細企業はAmbientも選択肢に入って来るかも知れません。
また、豊富な資金と人材を武器に独自のシステムを構築したいのであればAWSなどが選択肢になるでしょう。
5回中3回目となると残りも少なくなり、課題をどうするかが気がかりになります。
私はもうやりたいことが決まっていたのですが、思わぬアクシデントが。 最初に送られてきた教材キットにあるWioNode2台に温度センサーを接続してオフィス環境の快適化につなげられない化と考えているのですが、2台あるWio Nodeのうち1台がいくら操作してもプログラムの書き込みができない状態になってしまいました。
幸い、担当のTAに相談しており、目下リカバリーの最中です。スタッフのサポートが手厚いと聞いてはいましたが、こういう時はありがたいです。
過去の講義の内容や過去の受講生の質問のやり取りにもアクセスできます。プログラムの世界ではオープンソースと呼ばれますが、蓄積された情報は貴重な財産です。
実は、ファクトリーサイエンティスト育成講座のスタッフにはファブラボの運営に関わっている方が多いそうです。以前の記事 でファブラボを取り上げたことがありますが、まさかこんなところでご縁があるとは思いませんでした。
そういえば、JIMTOFのヤマザキマザックのブースで講師の勧誘された時のセールストークにも、手厚いサポートがありましたが、困った時に本当に役に立ちました。
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