今年2020年は当初台風が少ないといわれていた。 平年では7月までに7.7個の台風が発生していたが、今年は2個に留まった。
但し、8月は平年5.9個の台風に対し今年は5個の発生で、平年並みに近づいているという。 その台風、ここ10日あまりで8号、9号、10号と立て続けに発生し、いずれも強い勢力を持つ台風になっている。特に10号はこのあと急激に発達して非常に強い勢力や猛烈な勢力にまで強まると予測されているため警戒が必要である。 ここ数年、非常に強い台風が日本に近づくケースが増えてきたように思う。 調べて見ると、気象庁のサイトに台風に関する統計が掲載されていて、意外なことにここ数年の台風は見当たらなかった。
1950~60年代には強力な台風が度々発生していて、甚大な被害がもたらされている。
当時の台風の被害が大きかったのは住宅の質の問題もあるのではないかと思っていたが、台風自体が非常に強烈なものだったというのが正しいのだろう。
"地球温暖化の影響"にすぐ責任転嫁したくなるが、むしろ台風は強烈なものがくるのが当たり前で、たまたま数十年間強烈な台風が少ない幸運な時期だったのかも知れない。
今回の台風10号も"未曾有の災害"が起こる可能性があるという。 結果的に「予想したほどでなかった」という程度に収まってほしいものだが、油断や楽観視は禁物である。
Comments