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次亜塩素酸水メーカー

最終更新: 5月21日

COVID-19の感染拡大でアルコール消毒液が不足している。 1月の末に出張の用事があり、その時恐いので除菌シートを買ったのだが、その数日後には店頭から消えてしまった。 アルコール消毒液は増産されているようであるが、当面は医療関係者や介護が必要な人が優先だろうから一般の人が入手することはできないだろう。 先日、食品会社の役員の方と立ち話する機会があったのだが、何と言ってもCOVIDの話。

アルコール消毒液は、酒税が絡むから税務署の顔色をうかがわなければなず厄介である。そういうこともあって増産もなかなか難しいのだろうという見立てだ。消毒液絡みで次亜塩素酸水の話にもなった。お話しによれば、会社の工場でも装置を購入して食塩を電気分解して作っているのだという。 近年、食品関係で求められる衛生面の基準が強化されている。そんな中で食品工場で消毒に好んで使われているのが次亜塩素酸水である。次亜塩素酸水は食塩を電気分解すればできるもので、簡単な装置で作れることから、毎日使う食品会社では自前で作っているのだ。 ...と、話していたところで、以前、家庭用の電解水メーカーを購入していたことを思い出した。 何回か使ったが、面倒臭くなって使わなくなってしまい、その後、どこかにしまったままになっているはず....。 記憶を頼りに物置をゴソゴソ探したら出てきた。今は無き三洋電機の製品なので相当古いことは確かであるが、拭いてみたら筐体は綺麗になった。


問題は使えるかである。 次亜塩素水は酸化力が強いので金属を錆びさせる効果が強い。食品メーカーの工場では機器類が錆びて食品に混入することは絶対あってはならないから、錆びにくいステンレスを使った機器が導入されている。また建物も錆びにくいステンレスを仕上げ材に使っていることも多いが、錆びないステンレスは価格が高いので、近年は投資額が嵩んでしまうのが悩みの種だという。

そんな話を聞いていたからおそらく10年以上使ってない電解水メーカーが使えるか、おそるおそるやってみたのだが、幸いにもなんの支障も無く、10分程度でプールのような匂いがする電解水が完成した。 消毒液不足の折、最近は市民に次亜塩素水を提供している役所もあるようだ。 この電解水メーカーは確か2万円近く出して買ったような覚えがあるが、定かではない。 単純な製品にしては随分高いと思ったのだが、長いこと蔵入りしていたのにちゃんと動くのだから、おそらく、部品はそれなりにいい素材を使っているのだろう。

今、Amazonを検索すると聞いたことのないメーカーの製品が安いもので2~3,000円程度で売られているが、果たしてどれだけの使用に耐えられるかは疑問である。 COVIDについては一定の濃度のアルコールであればウイルスの不活化に有効とのことだが、次亜塩素水については効果は不明とのことだ。ただ、COVIDに比べてはるかに感染力が強いノロウイルスには有効である。 十数年の時を経て復活してくれた電解水メーカーは有り難い限りである。

フロンティア資産評価研究会 松浦 英泰

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