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太陽光発電装置と自動倉庫の火災リスク

大手通販会社アスクルの物流倉庫が火災になり、消火活動までに非常に手間取ったと言うことである。

建物が巨大でしかも窓がないことがひとつの理由とされているが、もうひとつの理由に屋上に太陽光パネルが設置されていて、消火活動のために放水すると消防関係者が感電する恐れがあるためだという。

「太陽光発電システムを設置した一般住宅の火災における消防活動上の留意点等について」(消防庁消防・救急課 消防庁消防研究センター) http://www.fdma.go.jp/concern/law/tuchi2503/pdf/250326_jimurenraku.pdf

消防・救急活動での電気のリスクはハイブリッド車など電気モーターを使う車でも発生している。ハイブリッド車が事故に遭い車体が大きく破損した場合、レスキュー隊員が感電する恐れがあるのだという。

環境負荷を考えるとエネルギー源は効率の良い電気にシフトするのが昨今の流れであるが、コンロなどで「火を使わない」と宣伝されていた所為もあってか、火災のリスクが低いと考えられているが、実は電気火災のリスクは決して低くないのである。

大規模な加算が発生した阪神淡路大震災では、ガスや油に起因する火災が10%弱に対し、電気を原因とする火災は30%程度であったという。 太陽光パネルを屋上に配置した工場は多いが、火災のリスクについてまでは思いが巡らなかった。

一方、火災に遭った倉庫は自動可搬式のシステムを備えた最新鋭の倉庫だったようである。

火災のアスクル倉庫、内部はこうなっていた(日経ビジネスONLINE) http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/022000581/

こうした自動可搬装置を備えた倉庫はよく見かけるもので、何度か評価したこともある。天井高く商品棚が配置され、最新のものは自動でピッキングし、包装、仕分けまで行う。装置の巨大さ、格納されている物品の多さに比べ配置されている人員の少なさをいつも感じるが、火災になれば弱点となりうる。

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火災の原因は、フォークリフトのケーブルのショートではないかとみられているという情報もある。フォークリフトのほか自動の梱包機械やパレタイザなど積付装置など、製品・商品の運搬はほとんどの工場で見かけるものである。もしかすると今回の火災は自動倉庫に限った問題ではないかもしれない。

アスクルの倉庫火災のような自動倉庫の火災で消火に手間取るケースは今回だけでなく、過去にもあったようで、こうした事故が多発すれば、今後は規制が強化などがあるかもしれない。


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