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何をやったのか分からない評価レポート~良いレポートとは何か

更新日:2月14日

時折、他の方の書いた評価レポートのレビューを依頼されることがある。 レポートのレビューといってもすべての裏取りをやって書いてある内容すべてが正しいかどうかまでは判断するようなレビューではないので、レポート本文と与えられた資料の中からそのレポートの妥当性を判断することになる。 米国鑑定士協会(ASA)の基礎教育の講義(POV)では、レポートを読んだだけで対象物がどんなものか把握できるのが良いレポートと教えられた。さらに評価人が実査で現物を確認して合意う状態であることを確認したのか、集められた資料はいつどこから入手して、評価においてどう活用しどのように判断したのかを明らかにする必要がある。 言ってみれば簡単なのだが実際にやってみると案外難しい。一方で、当たり前のことをやれば確かにそうならざるを得ないと納得させられるものでもある。 他の評価人が書いたレポートを読む場合、自ら実査をしなければ、評価書でしか対象物の状況を知ることができない。 例えば、対象物の状況がどうであるかの記述をすっ飛ばし、いきなり評価の計算で「修理費相当額をマイナス」などと書かれても、「それってどこか壊れているってこと?」ということになる。 だから、対象物の状態をはじめ、評価作業と判断の過程について記載しておくことは重要である。 あとPOVの教えで強く印象に残っているのが、「君たちは法定の証言台に立つつもりで評価レポートを書きなさい」と米国人講師から言われたことである。 試験としてのレポート審査レベルでは”チェック項目にあることを網羅しておく”ことで充分であるが、説得力のあるレポートを書きたいなら”チェック項目にあることを網羅しておく”程度では残念ながら不十分である。


「他人の振り見て我が振り直せ」。残念ながら我がレポートでもしばらくたって読み返すともっとこうした方がいい、ここが足りないといった点が出てくる。まだまだ修行である。

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