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  • Atsuo Seki

空き家対策は現状把握が第一歩

更新日:2020年11月6日

弊会では複数のメンバーが各地で空き家対策に取り組んでいる。 いずれの地方でも空き家の発生は深刻で、対策が急務であるが様々な制約により即効性のある対策はないのが現状である。 行政も空き家対策には取り組むものの、基本的に不動産は所有者個人の財産であるため、行政ができることといえば、規制あるいは注意喚起、勧告といった程度で、所有者に替わって資産に手を入れることはできない。 したがって、所有者の責任で対策しなくてはならないが、作ることに比べて後ろ向きな「壊す」「片付ける」といったことにはどうしても及び腰になってしまうのは人として自然な行動ではなかろうか。

こうした、後ろ向きのことに向き合うためには、後ろ向きなことが前向きになるような何かがなくてはならない。専門家の役割としては、不動産にあまり関心がない人でも①楽しく考えて行動を起こしてくれること、②行動を起こすために行動を阻害する不安や恐れを和らげるといったことになるだろうと考えられる。


まずは個別相談やワークショップなどでこうした問題に応えたいところであるが、専門家も全てのこと(税金、法律、マーケット、建物・土木など物的なこと)に精通したスペシャリストはいないため、各分野の専門家の連携が必要になる。 問題解決のために我々は知恵を絞る必要があるが、問題解決をアシストしてくれる専門家も探す必要がある。


弊会の空き家対策メンバーは「空き家対策は現状把握が第一歩」と口を揃える。 現状把握をキーワードに展開を考えているところであり、パートナーとなる専門家とも連携したいと考えているところである。

 

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