改元の後、Excelのセルの書式設定で"令和"を表示することが可能になった。 ところが"令和1年"と表示されてしまう。間違いではないが"1年"ではなく"元年"の表記が一般的である。 ネットを検索してみると"1年"を"元年"と表示させるにはレジストリの設定を変えればよいとの情報があったのでトライしてみたものの、Excelの表記は変わらず。そこでちょっと前に使った条件付き書式設定を使ってトライした。
このように適当なセルに適当な日付を入れてみる。
適当な日付と言っても2019年4月以前の日付を入れれば「平成」の表記になるので、令和の日付になるような日付で。
セルの書式設定で和暦の表示になるように設定する。
WindowsUpdateを適用していれば、2019年5月以降は"令和"の表記に自動的に変更してくれる。 自動的に変更できない場合はこちらをまず適用する必要がある。
令和元年と表記させたいのは2019年5月1日から12月31日まで。
つまり、この条件にあてはまる日は"令和元年"と表示するわけだから、「条件付き書式」で条件設定する。
条件設定したいセルを選択して[ホーム]-[条件付き書式]を選択。
条件付き書式のアイコンをクリックするとドロップダウンでメニューが出てくる。
下から三つ目の新しいルールをクリックして条件設定する。
「指定の値を含むセルだけを書式設定」
を選択して書式設定に入る。
ルールの内容を編集して下さいのボックスで、
セルの値 - 次の値の間 - 2019/5/1 と 2019/12/31
と入力する。
入力したら[書式]ボタンをクリック。
先ほどと同じセルの書式設定のダイアログがでてくるので 分類(C)で[ユーザー定義]を選択。 次に 種類(T)の下にあるテキストボックスに ”令和元年"m"月"d"日" と入力する。 入力が終わったら、ダイアログボックス下の[OK]ボタンをクリック。
指定されたセルのうち2019年5月~12月までは"令和元年"の表記に、それ以降の2020年1月1日は令和2年と表示される。 使える場面があればお試しいただきたい。
フロンティア資産評価研究会 松浦 英泰
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