昨日17日に事業再生支援協会静岡県支部のセミナー「中小企業の事業継承と事業再生」に参加した。
講師は静岡県事業引継センターの清水至亮先生で、今、政府も力を入れている事業継承に最前線で取り組んでおられる方のお話しであり、大変興味深いものであった。
会社は有形・無形様々な資産の集合体であるが、とりわけ中小企業の場合は経営者をはじめ、「人」にかかわる部分が多く、人が絡むとどうしても感情が切り離せなくなるから、様々な問題が起こるものである。したがって、単なるものの売り買いとは違う難しさがある。
各地にある事業引継センターは、係争案件など特に問題がある事業継承に取り組まれているそうである。
特に親子間での事業継承で大切なのはコミュニケーションで「見れば分かる」「当たり前のこと」と親が思っていても、事業を引き継ぐ子供は理解していないことが多く、世間でも話題になっている家具流通会社の親子間での確執などはその典型例であるという。
事業継承ではなくても、「世代間の隔絶」を実感することはある。 「当たり前」のことでも伝える・聞くことを常に頭に置いておくべきであろう。
米国鑑定士協会認定資産評価士(機械・設備)
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