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  • 執筆者の写真Frontier Valuation

2018年SRC事業再生セミナー

11月10日に静岡市のホテルアソシアで開催された 一般社団法人事業再生支援協会(SRC)の2018年セミナーをご紹介いただいたので、参加させていただいた。   セミナーの第一部は光麗法律事務所の弁護士村松謙一氏による基調講演であった。 最近は我が国でも考慮されるようになってきたものの、経営に行き詰まり経営者が死を選ぶというケースは依然として多いようである。そのような最悪の選択をさせないことが事業再生に携わる人の最大の務めであるという。残念ながら親類で不幸があった関係で、第一部には間に合わなかった。レジュメはいただくことができたので、後で読ませていただいたが、是非聞きたかったと思う内容であった。 第二部は事業再生士・コンサルタントの方によるパネルディスカッションで、3つの事例が出され、その解決策についてパネラーが各々の見解を述べていく形式のものであった。 事業再生を手掛ける方には弁護士をはじめ、中小企業診断士や税理士、経営コンサルタントの方もおられ、その出自により得意な分野、不得手な分野があるようだ。例えば弁護士であればB/Sに強く、中小企業診断士や経営コンサルの方はP/Lに明るいといった具合である。 つまりはネットワークこそが大事であるとのことである。   私達は不動産や機械設備のバリュエーションの専門家であるので、B/Sが専門であるが、事業再生以外の評価でもネットワークの大切さは痛感する。特に機械設備の分野では評価人同士のネットワークは有益な情報を得る手段のひとつとされている。

ビジネスである以上、とかくプレイヤー同士の競合といった営業面に目がいきがちであるが社会的な使命を念頭に置いてネットワークというものも考えていかなければならないと思ったところである。


2018SRC事業再生セミナーにて水鴎流居合剣法を実演された皆様

 

2018.11.12

米国鑑定士協会認定資産評価士(機械・設備)

松浦英泰

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