新型コロナ、WHOと中国の流行初期の対応巡り独立委が批判

今日のニュースによれば、ニュージーランドのクラーク元首相らで構成される、世界の新型コロナウイルス対応を精査する独立委員会がWHOと中国の流行初期の対応を巡り双方を批判する見解をまとめたという。

新型コロナ、WHOと中国の流行初期の対応巡り独立委が批判(ロイター)

 

当初からWHOの中立性を疑問視する声は大きかった

SARS-CoV-2が最初に確認された中国の対応もさることながら、ちょうど一年前、WHOがパンデミックが容易に想定できたにもかかわらず、WHOがなかなか緊急事態を宣言せず、その対応を疑問視する声は多かった。 またWHOが中国寄りだと批判する見解も多く見られた。   世界保健機関(WHO)は公正中立でないという批判 https://www.frontier-valuation.com/post/columns597   独立委員会の中間報告書を直接読んだわけではないのでなんともいえないが、どうして対応が遅れたのかという点に踏み込んでいるのか、また今後の調査で踏み込むのかが大変興味深い。 疑惑の目を持たれているように、中国と利害関係の強い人がいて判断を誤ったのか、あるいはエヴィデンスにこだわり続けて時機を逸してしまったのか、人間と感染症の戦いはこれからも続くはずなので、しっかりと検証することは今後の人類への大きな教訓になるはずだ。

 

絶対的で完璧な「公正中立」はありえない

  一方で、完璧な公正中立というのはこの世には存在しないのではないだろうかとも思う。 この問題だけでなく、普段から「公正」「中立」ということに向き合っている私から見れば、絶対的で完璧な「公正中立」はありえないのではないかと思っている。 近年の中国の覇権主義的な姿勢に恐怖を覚える人は多いだろうし、逆にそうした恐怖によってバイアスがかかって事実が見えなくなってしまう可能性も一方ではある。中国の姿勢には大いに問題ありだと思うのだが、果たして中国の息がかかっていなければ「公正中立」かといえば、必ずしもそうではないはずだ。 COVID-19はまだ進行中であり、確定的でない事項もおおいことから、事実の解明にはまだ多くの時間を要するのではなかろうか。しかし、今回の教訓は確実に後世に残すべきであり、そのためには時間をかけてでもファクトベースの調査が行われることを願ってやまない。


3回の閲覧0件のコメント

© 2021 フロンティア資産評価研究会 - Wix.com で作成されたホームページです。

  • Black Facebook Icon
  • Black Twitter Icon