毎月の受注速報を含む工作機械関連記事はこちらからどうぞ 12月10日に日本工作機械工業会2019年11月分の受注速報を発表した。
受注総額は 81,701 百万円で前月比 62.1 %の水準。
夏頃までは好不況判断の目安とされる受注総額1,000億円(100,000百万円)のラインを挟んで一進一退の状態だったが、秋以降はこの水準を大きく割り込む状況が定着しつつある。
内外需別では内需が 31,387 百万円(前月比 93.9 %)で、外需は 50,314 百万円(前月比 93.1 %)であった。
前年同月比と比較しても、内需で 54.5%、外需で 68.0%の水準になっている。前年同月比減は14ヶ月連続である。
新しい通信規格5G関連の需要が期待されているが、米中貿易摩擦など通商環境の先行き不透明感の方が強く、当分は弱含みの傾向が続くと見込まれる。
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フロンティア資産評価研究会 松浦英泰
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