毎月の受注速報を含む工作機械関連記事はこちらからどうぞ 12日に日本工作機械工業会2019年10月分の受注速報を発表した。
受注総額は 87,455 百万円で前月比 88.4%の水準。
好不況判断の目安とされる受注総額1,000億円(100,000百万円)のラインを割り込む状況がここのところ続いており、空前の活況といわれた一昨年~昨年の状況からは明らかに減速しており、10月の数字としてはここ10年でも不振な部類に入る状況だ。
内外需別では内需が 33,437 百万円(前月比 72.6%)で、外需は 54,018百万円(前月比 102.1%)であった。
内需については消費税率引き上げ影響からか、9月の前月比22%増に比べて厳しい数字となった。前年同月比減は13ヶ月連続である。
新しい通信規格5G関連の投資が本格化すれば工作機械の需要が持ち直すという見通しがあるものの、現状ではまだ数字には表れていないようだ。
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フロンティア資産評価研究会 松浦英泰
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