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  • 執筆者の写真Frontier Valuation

鉄スクラップ価格が軟調 - 2019年8月

更新日:2020年5月21日

鉄スクラップ価格が軟調である。 一般社団法人日本鉄リサイクル工業会のサイトの情報(https://www.jisri.or.jp/kakaku/2019)によれば、関東でトンあたり26,000円~26,500円。関東・中部・関西の三地区平均でトンあたり25,700円~26,500円である。昨年2018年は年初から中盤にかけてトン3万円台中盤程度で推移したが、秋以降は急激に下落し、今年に入ってからは2万円台後半から3万円を少し超える程度の範囲での値動きとなっている。米中貿易摩擦による景気後退のほか、特に国内では東京オリンピック関連の工事が一巡し、低調になっているとも言われている。

ただ、ここのところ、日本の鉄スクラップ相場が海外に比べて割安で、海外からの需要が入っているため、相場は下げ止まっている状況であるという。

ちなみに、リーマンショックのあった2008年は夏頃までトン6万円程度であった相場が、10月にトン1万円程度まで急落している。

ここまで急激な相場の変動はないかもしれないが、日本国内には景気が好転しそうな要素が少ない。オリンピック前の需要過熱で手控えられてきた建築工事もあるといわれており、どの程度牽引するか興味深い。

 


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