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太陽光発電所の“リパワリング”

評価に携わるものとしては興味深い記事に出会った。 太陽光発電設備の「リパワリング」である。

恥ずかしながら、今まで聞いたことのない言葉であったが、 拝読すれば「これがないこと自体おかしい」と感じる内容である。

知らないと損する太陽光発電の「リパワリング」、なぜ海外では重要視されるのか - スマートジャパン

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1802/20/news007.html

リパワリングとは、「テクニカル・デューデリジェンス(TDD)によって発電所の品質をチェックし、本来期待される発電量を下回っていると判断された場合に、発電能力をなるべく100%に近づける工事のことである。」

と紹介されている。


機械設備評価の公正価値評価は、単に新規再調達コストから物理的劣化を控除して出てきた価額を だせばよいというものではなく、管理の良否による生産力や収益力のコントロールについてまで 吟味する必要がある。 そのためにはエヴィデンスとなる資料が必要であるが、TDDの資料ははまさにその有力なエヴィデンスになりうる。 ドイツではリパワリングなどの管理面が重視されるが、日本では装置のメーカーの信頼性が重視されるという。 モニタリングなどに手のかかる機械設備に価値を見いださず、 不動産を担保として重視してきた日本のやり方がここにも出ているようである。 太陽光発電施設は設置件数が急増したことから全国各地でトラブルを引き起こしており、 立地や設置に対しガイドラインを設ける自治体が増えていて、 経産省もいよいよ本腰を上げるという噂も聞く。 リパワリングが重視されるようになるかは分からないが、 少なくとも、「設備の設置状況などがひどくいい加減な太陽光発電施設」 は締め出される方向にあるとのことである。

2018.3.9

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