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  • 執筆者の写真Frontier Valuation

安全靴もいろいろ

 機械設備評価人の必須アイテムと言えばいくつかある。  POV(評価原論)を受講したいる時だったか、インスペクションミラーが役に立つという風に教わって購入したが、残念ながら実査の現場で役に立ったことがなかった。  インスペクションミラーは目視では見づらい部材の裏側を見る際に便利なものである。機械の銘板は機械の裏側に貼付しているメーカーが多く、銘板の確認をしようと思うと役に立つのではないかと最初は思っていた。ところが、実際に現場に行ってみると、機械の裏側は暗いことが多く、鏡を見ても見えなかったりする。また、銘板もはっきりと刻印されているものばかりではなく、ペンライトで光を当てると分かるものや、銘板自体が汚れていて拭き取らないと見えないこともしばしばである。  それ以前にエスカレーターにこんなものを持って乗れば犯罪を疑われかねない。  ということでバッグの奥底で埋もれていることが多く、時々、物陰に落ちたものを拾う時に出動する日陰の役割になってしまっている。


 一方、絶対に持っていなければならないのが安全靴である。

 安全靴(あんぜんぐつ、Safety boots)とは、安全靴は日本工業規格(JIS)において「主として着用者のつま先を先芯によって防護し、滑り止めを備える靴」と定義されています。 ミドリ安全のサイトより

 機械設備の評価を始める前は不動産しか経験しておらず、安全靴というものを知らなかったが、デューデリジェンス業務で機械のチェックを依頼されたことがあり、工作機械を扱っている工場に革靴で行くと、床が滑って危ない思いを何度かした。その時、調べてみると安全靴というものがあるのを知り、購入したのが最初である。 


 中小企業ではあまりないが、上場企業で安全意識が高い企業は、工場に立ち入る際には安全靴持参で来るようにと注意を受ける。最近も知り合いのご子息が製造業に就職されて入社までに安全靴を用意するようにと指示があって、知り合いの方が「安全靴ってどんな靴ですか?」とSNSで質問されていた。工場に立ち入る際はヘルメットと同じくらい重要なのが安全靴である。安全靴持参の指示がなければ持って行かなければ良いではないかと思うかもしれないが、むしろそうした工場ほど床が滑りやすくて安全靴が必要であることが多いので、指示がなくても持参するのがひいては自分の身を守ることになる。

 

 安全靴は今やユニクロのような存在になりつつあるワークマンに行けばいろいろなものがあるし、ネットでもMonotaROやAmazonであれば豊富にラインナップされている。

 メーカーも専業の老舗だけではなく、リーガルやアシックスなど少し異業種っぽい会社の名前があるところが面白い。

 どおりで、見た目もスニーカーに近いものや、ビジネスシューズのようなものもある。

 私の場合は古風で無骨なブーツタイプのものを選んでしまったので、新幹線や高速バスに乗って実査にいく時、服に合わない靴になってしまい落ち着かないこともあった。注意したいのは航空機での移動の場合で、安全靴はつま先に金属の芯が入っている製品もあるので、そうした場合は保安検査を受けた時、金属探知機に反応してしまうそうである。

 持って行けば荷物になるから出来るだけ履いていきたいと思うが、保安検査があるので、小型のローラーバッグに入れていったこともある。その後、保安検査の時に脱いでX線検査に通してもらえば問題ないという情報を得たので、金属探知機を通る時だけスリッパに履き替えてX線検査してもらい、保安検査を通ったあとは安全靴に履き替えて航空機に搭乗ということにしている。


 ところが、今度は別の問題が発生する。

 ブーツタイプの安全靴の場合、靴の着脱が意外に大変なのである。航空機の保安検査もそうであるが、応接室で打ち合わせをする場合はスリッパに履き替えなければならないことも多く、そうした場合は難儀である。また、車の運転も感覚がつかみにくくなるので安全靴は避けた方が良いのではないかと思う。であるから履き替えるようにしているが、これまた面倒である。


 くるぶしまでスッポリ覆われるブーツタイプの方が安全性では上であると思うが、機能性を考えると革靴タイプやスニーカータイプの方が良いのではないか。製造業で働いている方には当たり前かもしれないが、新社会人やホワイトワーカーが工場の仕事を始められる時には参考にしていただければ幸いである。

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