ISO55000とは上下水道やエネルギー、鉄道、道路などのインフラ全般を対象にした
アセットマネジメントの国際規格であり、運営組織に求められる事項を示した
「ISO55001」が認証規格となります。
我が国では高度経済成長期である1960~70年代に整備した各種インフラ資産が
耐用年数を迎えることから、今後インフラの維持管理コストが急速に増大すると
見られています。
一方で人口減少局面に入ってくることから、今後税収の落ち込み、
インフラ利用者の減少といった問題も出てきます。
公共施設においては公設民営(PPP)形態のひとつであるコンセッション方式の導入が進みつつあります。
有名なところでは関西国際空港や仙台空港などがコンセッションを進めています。
しかしながら、最近図書館のコンセッションで不適切な図書が購入されるなどの弊害も指摘されており、
必ずしもメリットばかりではありません。
適切なマネジメントの導入により、公的セクタと民間セクタのベストミックスが図られ、 インフラ資産の効用最大化が期待されます。
機械設備評価のなかでもインフラ資産のような規模が大きくかつ取引市場のない 特殊資産の評価は可能ではあるものの、非常に困難が伴います。 時価評価(公正価値評価)においては、主としてコストアプローチに頼らざるを得ないのですが、 特に超過資本コストや経済的減価の判断において、こうした規格の存在は、 有力な験証材料になると考えられます。
また、複雑化した資産台帳をわかりやすく作り直すことは機械設備評価人のもっとも得意とするところです (資産台帳の再整備は一見簡単なようですが、正しく行うためには評価の知識と経験を必要とします)。
先日開催されたICVPME2015でも、ISO55501の評価への活用についてのセッションもありました。
資本効率向上の観点から、マネジメントの導入が待たれるところです。 弊社でも、資産評価、リスティングの分野でお役に立ちたいと考えております。 意見交換等お気軽にお声をおかけ下さい。
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※有限責任事業組合日本動産評価フロンティアのコラムで2015年11月18日に発表したものを再掲しております。
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