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Hideyasu Matsuura

補助金の上手な活用法

事業再生支援協会(SRC)静岡支部の定例会が18日に開催されました。 今回は中小企業診断士岩田光弘先生による「補助金活用セミナー」でした。 新型コロナウイルス感染症の影響で行政でもコロナ対策の補助金が用意されています。 各種補助金の上手な活用法、申請を専門家に依頼する場合のポイントなど、実践的な内容で中身も特濃なセミナーでした。 最近は補助金ビジネスが盛んでネットなどでは補助金申請代行を謳う広告を良く目にします。一方で、補助金の在り方については厳しい目があります。 行政事業レビューでも補助金の在り方に関する議論に実際に接してきましたし、まちづくりの専門家の中には「人間やめますか 補助金止めますか」などど刺激的なコピーで自説を展開される方もおられます。外野の人のみならず、行政で補助金に携わる方からも効果的な補助金の在り方を訴える声も聞かれます。 行政が補助金を出すいちばんの大義が、雇用の維持ということです。国民を飢えさせない、経済的に困窮させないことが政府のいちばん大きな役割のひとつです。 民間の発想からすれば、補助金は投資のようなもので、補助金を出した以上の税収が上がればいいのではないかと考えるのですが、そうではありません。 したがって、運転資金や事業資産の買い換えで安易に手を出すと、雇用の義務を課せられることになり、かえって企業経営を圧迫することになりかねないというデメリットもあるのです。 中にはメリットばかりを説明してデメリットには全く触れない補助金ビジネスの専門家もいて後々問題になることもあるそうです。資金調達としてはひとつの有効な手段ではありますが、原資はあくまでも税金であるため、広く社会に役に立つような使い方を求められるのも補助金のひとつの特徴であり、こうした性質に合致するような事業であれば有効に活用することができるでしょう。


 

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