昨日、事業再生支援協会静岡支部の定例会が開催された。 今回はIT企業を経営する傍ら、事業再生支援に取り組む会員の講演であった。 感想から言うと、チコちゃんに5回くらい叱られた感覚といっていいような内容だった。 IT系に取り組まれているだけあり、顧客データなど様々なデータを駆使して数字で(定量的に)分析し、僅かな期間で問題解決に導いたという事例が紹介された。 経営分析の理論に裏打ちされたもので、定性的な世界でのほほんと生きている私などにとってはいかに自分がボーッと生きているかを思い知らされたものである。 本当に素晴らしいと思う反面、データの分析ができないとこれからの社会では生き残れないし、データを分析し、仮説を立て、行動し結果を出せる人が増えていかないと特に地方は生き残れないと痛感したところである。
私自身も現在、不動産の難案件を抱えている。建物は隣地に越境、公図混乱地域、建物の登記名義は実態を反映せず、さらに老朽化で修繕や取り壊し費用がままならない(他にも問題があるが割愛)案件のコンサルティングで、協力していただける専門家も「キワモノ」と口を揃える案件である。 残念ながら不動産は短期間で一挙解決とはいかない世界ではあるが、華やかではないものの私も私のフィールドでやるべきことがあるのだろうと少し元気を貰ったところである。
フロンティア資産評価研究会 松浦 英泰
コメント